2013年のテーマ

総子化とは?

親の高齢化とその長期に渡る健在で、子供は大人になっても「子供」の側面を持ち続ける時代となりました。日本は今、全人口に占める比率でも、人生における時間でも、「子供」が多くを占めています。この社会構造に焦点をあて、これからの生活者の姿を探っていきます。

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生活総研
総子化・現場探訪

アジアに展開する一族

総子化によって起きる様々な生活の変化を探訪するこのシリーズ。今回は日本を飛び出し、マレーシアに移住した家族を訪ねました。海外に拠点を移す狙い、そして海を越えて展開する親子・一族の姿に迫ります。

第2回
親に支えられ、海を渡るファミリー

近年、日本人移住者が急増しているマレーシア。第1回で見てきたように、これまで移住者の大部分を占めていたのは、リタイア後のエルダー層でした。
しかし最近、全く別の層の移住が注目を浴びつつあります。小学生~高校生の子供を英語環境で学ばせるために、マレーシアのインターナショナルスクール(以下、インター校)への通学を主目的としたファミリーの移住が増加しているのです。

実は、そのように教育目的で移住したほとんどのファミリーの収入源は今でも日本にあります。つまり、夫は日本で仕事をし続け、妻と子供だけがMM2Hビザを取得して現地のインター校に通うという、いわば逆単身赴任のようなかたちを取っているのです。
彼ら夫婦は一体なぜ、一次的に離れ離れになってでも、子供の教育のための移住を敢えて選択したのでしょうか。そこには、子供の将来の可能性を日本国内だけに留めてしまうことへの危機意識と、祖父母である親世代との総子化時代ならではの関係性が隠されていました。

MM2Hビザ:Malaysia My Second Homeビザの略称。所有財産や収入の条件をクリアすると取得できる、10年間有効の長期滞在ビザ。


クアラルンプールで日本人が入居するコンドミニアムの一つ

 

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